中小零細企業の賃金制度設計メニュー・考え方
中小零細企業の特徴
1)社長が絶大な影響力を持っている。良くも悪くも社長次第。
中小零細企業は社長で99%決まる。評価はその企業の風土の現れであるため、社長自身が評価の判断基準となっている。(つまり、社長=その会社の基準、社風)
「社長の感じ」を大切にする。これを非科学的と否定してはいけない。
先に評価の順番をつけて、理由は後からつければ良い。但しその理由は説得力のあるものが必要。
※どこかのコンサル会社が持ってきたか、あるいは大企業のやり方をスケールダウンしたハウツウ本による科学的、客観的に見える評価シートを使ったとしても、それが「社長の感じ」に沿わなければ、かえって邪魔になる。
※主観=悪、客観=善というのは、全くナンセンス。企業は最終的に主観で動いている。これが現実であり、これを否定すれば何も成り立たない。
※結局その会社を一番知っているのは、コンサルタントでもなければ、学者でもない。社長自身である。その社長が感じるものは悪ではない。自分のバランス感覚にもっと自信を持つべき。
中小零細企業における正しい評価制度の流れとは、「客観性のある判断材料=事実をたくさん集めて、最終的には社長が主観的に結論を出す。」